もり みえ 埼玉
1936年 | 東京生まれ |
1985年 | 「風濤」同人 |
1993年 | 「海程」同人 |
1996年 | 海程新人賞受賞 |
1999年 | 「遊牧」創刊同人 |
2002年 | 「風濤」退会 |
2010年 | 海程会賞受賞 |
2015年 | 海程賞受賞 |
現代俳句協会会員 埼玉文芸家集団会員 |
- 句集 第一句集『月の呟き』(現代俳句協会)2018年刊行
- 合同句集『海程新鋭集ĪV』(海程新社)
- 共著『現代俳句を歩く』(遊牧俳句会)
- 共著『現代俳句を探る』(遊牧俳句会)
- 共著『現代俳句を語る』(遊牧俳句会)
てのひらの翳り攫うよきさらぎ
薄氷や暁闇の星映すため
朧夜の風景として斧ひとつ
青水無月疲れはどこかガラス質
夏蝶のすべり落ちたる大鏡
蓮ひらく暗いマスクだったのか
白夜とう翼の中の家族葬
砂が砂犯しゆく秋パンデミック
腑に落ちるとは白桃の重さかな
青林檎噛むたび海が新しい
筋肉のつつつと幽しさるすべり
白芒いっしゅん深傷というひかり
硝子屋のガラスのランプ雪催い
土星いまずきんずきんと冬に入る
冬ざれのキリンの首を見て手ぶら