くりばやし ひろし 神奈川
昭和十三年 北海道生まれ。 |
民間企業の第一線を退いてから俳句に集中、現在に至る。 |
色々な俳句の特徴を知るため、複数の句会に参加。 |
結社は現在「小熊座」「街」「遊牧」に所属し、現代俳句協会会員、俳人協会会員。 |
第七回俳句界評論賞(現、山本健吉評論賞)などを受賞。俳句に関する著作・句集多数。 |
- 評論集『俳人探訪』(文學の森)
- 評論集『続俳人探訪』(文學の森)
- 評論集『続々俳人探訪』(文學の森)
- 評論集『新俳人探訪』(文學の森)
- 評論集『俳句とはなにか』(角川学芸出版)
- 評論集『東大俳句会と京大俳句会』(角川書店)
- 評論集『俳人 澁谷道』(書肆アルス)
- 評論集『昭和・平成を詠んで』(書肆アルス)
- 共著『現代俳句を探る』(遊牧俳句会)
- 共著『現代俳句を語る』(遊牧俳句会)
- 句集『うさぎの話』(角川書店)
- 句集『SMALL ISSUE』(本阿弥書店)
- 句集『句集 あまねし』(角川書店)
イギリスのうさぎの話灯を消して(『うさぎの話』より)
行く夏のからとむらひか沖に船
大根を吊るだけと言ひ釘を打つ
海へ向け布団と老人干してある
縄跳びのあとは一人の手鞠かな
わたくしを捜す放送秋の暮(『SMALL ISSUE』より)
樺忌やガラスの靴の割るる音
ががんぼはとまつてはじめてががんぼ
そらまめやうねびみみなしうすみどり
数へ日の町に熊出て撃たれけり
この慈光あまねかるべし初山河(『あまねし』より)
かげろふのゆらりかみんぐあうとかな
のぼる蟻ほぼ同数のおりる蟻
告白のはじめはからすうりの花
あの花がかうなるなんて烏瓜