清水 伶

しみず れい    千葉
昭和23年(1948)岡山県生まれ。
平成2年 (1990)「朝」入会、岡本眸に師事。
平成9年 (1997)「海程」入会、金子兜太に師事。
平成11年(1999)「遊牧」に入会、現在に至る。
句集『星狩』により、第73回現代俳句協会賞受賞。
句集『素描』により、第9回千葉県作家協会俳句大賞受賞。
現在、現代俳句協会会員、千葉県現代俳句協会幹事、千葉県俳句作家協会理事、千葉日報・日報俳壇選者。
  • 句集『指銃』(本阿弥書店)
  • 句集『星狩』(本阿弥書店)
  • 句集『素描』(本阿弥書店)
  • 共著『現代俳句を歩く』(遊牧俳句会)
  • 共著『現代俳句を探る』(遊牧俳句会)
  • 共著『現代俳句を語る』(遊牧俳句会)
寒牡丹足裏ふたつは悲のかたち
葱抜いてロシア正教匂い立つ
ピカルディ終止のごとく白鳥来
ファゴットの息づきふかし冬の薔薇
十二月八日黒鍵ほむら立つ
グレゴリオ聖歌の系譜冬薔薇
いもうとの狐火さがす闇がある
翔つという淡青ありぬ冬の蝶
たましいのはじめのみどり芹薺
初夢の手足ながれて備前まで
昃れば吾もささくれ寒紅梅
クープランの墓を巡りて春の夢
足首に夢寐のさまよい貝櫓
朧夜のルソーの森に迷い込む
春光のなかの野鯉や兜太の忌
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