長井 寛

ながい ひろし    千葉
昭和21年(1946) 新潟県生れ
平成18年(2006)「遊牧」入会
平成28年(2016)第17回現代俳句協会年度作品賞受賞
現在 「遊牧」同人 現代俳句協会会員
  • 句集『水陽炎』(現代俳句協会)
  • 合同句集『四季吟詠句集23』(東京四季出版)
  • 共著『現代俳句を探る』(遊牧俳句会)
  • 共著『現代俳句を語る』(遊牧俳句会)
容ちなきものは壊れず初氷
日の暮れてたちまち遠し白木槿
俳諧の心髄をゆく蝸牛
たていとの日矢緯よこいとの夏燕
日盛りの草魂ありて寿衛子笹
空蝉に分水嶺の国境
石鹸玉七つの海を見ていたり
冬瓜を枕にこの世漂泊す
応仁の乱のごとくの秋暑かな
どうしても数えてしまう鶏頭花
行く先は機関車任せ百閒忌
頬杖のがくんと外る漱石忌
日暮里のそのまた奥の大花野
大白鳥浦塩斯ウラジオストクより帰還
彼の世との幽かなあわい障子貼る
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