ほそね しおり 千葉
昭和22年 | 10月 千葉県生まれ。 |
平成8年 | 「玄火」入会。 |
平成12年 | 「玄火」同人。 |
平成16年 | 「雷魚」同人。 |
平成17年 | 第19回千葉県俳句作家協会新人賞受賞。 |
平成21年 | 「遊牧」同人。 |
現代俳句協会会員 千葉県俳句作家協会参与 |
- 句集『木の玩具』(北溟社)
- 句集『漂泊』(現代俳句協会)
- 共著『現代俳句を探る』(遊牧俳句会)
- 共著『現代俳句を語る』(遊牧俳句会)
凍星のしずく生きとし生けるもの
蒼白き骨片として冬かもめ
身に入むや五臓六腑に灯をともす
絶対の黒揚羽なり婆娑羅なり
鵙猛る俺の骨ならくれてやる
天空を統ぶ荒星を狼という
蓮の実の飛んだところが自由律
アートだぜ草間彌生の花衣
よく眠れましたか母の日の母よ
どちらかといえば都会派銀杏黄葉
北斎の青を切り裂く夏つばめ
人間をやめる日ふくろうになる日
夕焼けの奥は汽笛の泣くところ
挽歌なり枯野の果ての大落暉
北天の星をやどして竜の玉